コーポレートロゴのリニューアル完成!

BOTANICAL FACTORY

2021年11月。

隣接する登尾中学校(廃校)に新たなスキンケアラインがまもなく誕生します。

ボタニカルファクトリーは2016年から現在の小学校跡地の工場で、化粧品の原料抽出から製品化までを一貫生産してきましたが、商品アイテムの増加と、大変ありがたいことにお取引先様の増加に伴い小さな小学校の教室では手狭になってきました。

旧中学校跡地は、小学校とは体育館や運動場を共有していたぐらいすぐ隣にあり、小学校より15年ほど早く廃校になっていました。とはいえ、建物は新しく、天井も高さがあり窓枠も大きいため、これまで窓枠や天井を壊さないと機械が入らなかったため使われずに待機していた釜などがようやく稼働できることになりそうです。本格的に稼働できれば現在の生産量のおよそ3倍になる計算です。

しかしながら、そもそも学校をリノベーションした工場なので今のスタート時点があまりにも小さかったので、2つ合わせて普通の化粧品工場一つになるかならないかの小ぶりな工場である事は間違いないです。

そして、これ以上の拡大にも限界があります。

いずれはキャパシティーを超えてくることは予想されますが、私達はむやみに拡大路線に進むことは考えておりません。
その理由の一つに従業員の確保が僻地においてはかなり厳しい現実があります。この南大隅町の町民約半数が65歳以上の超高齢化地区であり、地元で若い従業員を確保する事が絶望的。その他、天然物(野草など)の採取にもいずれ限界が来ることも予想されます。

そして何より、私たちの方針も。

ボタニカルファクトリーがつくる化粧品は、「エシカルでサスティナブルなもの」であり、決して環境や人に負荷をかけすぎないことが重要なフィロソフィーになっているからです。

ただそれを実践していくには、量的な拡大より質的な拡大、つまり「利益重視」の強い意志を働かせ続けなければ、たちまち吹き飛んでしまう中小企業の危うさも秘めているため、「事業の選択と集中」が経営に常に求められることになります。
私達は、地方の豊かな自然を背景にモノづくりを行う上で、常に自然に対して感謝と畏敬の念を忘れずに、事業の永続的な発展を目指す集団(チーム)でありたいと思っております。

そこでこのたび、2021年南大隅町役場の協力を得て、隣接する中学校を第二工場としてリノベーションするにあたり、このタイミングでコーポレートロゴのリニューアルをすることにしました

これを機に、日本の南端の小さな町から「心に残る商品を生み出し続ける工場」としてこれからも輝き続けて行きたいと考えています。

リニューアルロゴのコンセプトは、「大隅半島の雫が中心となり世界に拡がっていく様」を表し、シンプルでぬくもりを感じられるフォントになりました。
私達のメインデザイナーの「KATALSEVENカタルセブン」様によると、右斜め上にある半月をカットした図形は、大隅半島の地形と葉っぱをモチーフにしており、その先端から雫が落ちるように円形が描かれています。この円形は、南大隅町の位置を意味し、南大隅町から拡がっていく様を表現しているとの事。

新たなロゴで心機一転、これからも変わらぬご支援とご愛顧を賜ります様よろしくお願い申し上げます。

2021.9.24 株式会社ボタニカルファクトリー

 代表 黒木靖之