【登壇報告】福岡女学院大学にて講義「AI時代における価値創造とローカルの可能性」を行いました

代表の黒木です。

2025年10月2日、福岡女学院大学国際キャリア学部にて、3年生以上の学生の皆様に向けた講義「Current Business」の講師として登壇いたしました。

この授業は、ビジネスの第一線で活動する実務家を招いて行われるオムニバス形式の講義です。今回は「AI時代にあなたはどう生きる?-地元を『宝の山』に変える思考法」と題し、これからの時代に求められる「人間ならではの知性」や「価値創造」について、90分間にわたりお話しさせていただきました。

■「物語」と「体験」こそがブランドを作る

講義では、私がなぜ大手メーカーでの経験を経て、南大隅町の廃校でボタニカルファクトリーを立ち上げたのか。その経緯とともに、化粧品づくりにおける「本質」についてお伝えしました。

AIが進化する現代において、単なる情報やデータで勝負することは難しくなります。しかし、AIには真似できないものがあります。それは、その土地に眠るストーリーを見出し、そこに体温のある「物語」を吹き込む力です。

私たちボタニカルファクトリーが、俳優の井浦新さんや水原希子さんをはじめとする著名な方々、また国内外の企業様からOEMのご依頼をいただき、フランス・ブルターニュ地方へも展開できている理由は、単にオーガニックであるからだけではありません。南大隅町という土地が持つ4000種もの植物資源という「ポテンシャル(宝)」を掘り起こし、そこに生産者の想いや背景にある物語を乗せてお届けしているから こそ、多くの方に共感いただいているのだと考えています。

■学生たちへ伝えた「日常の思考法」

講義の中で、学生の皆さんには「自分だけのブランドを作る」というワークショップにも挑戦してもらいました。「誰のために」「どんな価値を」届けるのか。真剣な眼差しで取り組む学生たちの姿に、私自身も初心を思い出す刺激的な時間となりました。

今回学生たちにお話しした、 「課題を発見し(本当の困りごとに気づく)」 「価値を創造し(独自のアイデアで解決する)」 「ストーリーを設計する(共感を呼ぶ)」 という思考プロセスは、特別なものではありません。これらは、私たちが日々の化粧品開発やOEM製造、そして地域との連携において、当たり前のように実践し、繰り返している実務そのものです。

■未来への架け橋として

ボタニカルファクトリーは、化粧品というプロダクトを通じて、人と人、地域と世界をつなぐ「ハブ」でありたいと考えています。

今回、次世代を担う学生の皆さんに私たちの「モノづくりの流儀」をお伝えできたことを大変光栄に思います。山口教授、そして熱心に聴講してくださった学生の皆様、貴重な機会をありがとうございました。

私たちはこれからも、足元の地域資源を見つめ、そこに世界に通じる価値を見出す「ボタニカルファクトリーらしい」モノづくりを続けてまいります。