【オーガニックフェスタでのコールドプロセス(規格外)石鹸の販売について】
私達がつくる「化粧石鹸」は、コールドプロセス製法による石鹸作りです。
このコールドプロセス製法とは、植物油脂(オリーブオイル、ココナッツオイル等)に、水や植物エキスに溶かした苛性ソーダ(水酸化Na)を加えて、低温(約40℃)でじっくりと鹸化反応した石鹸を指します。
丸一日かけて鹸化反応した石鹸は翌日に型から取り出され、規格に応じて45g、80g、100g、丸形、長方形などにカットされます。
このカット作業では、切れ端や石鹸の成型不良が多くでますが、リバッチ(元に戻してやり直す)ことが、製法上できないため、一発勝負の製造方法なんです。
さらに、完成までカットされた石鹸は特別に湿度を管理された乾燥室でじっくりと30日間以上「乾燥と熟成」されて出来上がります。
植物オイルによって、水加減によって、気温によって、その日の製造が左右され、出来上がりの石鹸も、<標準重量>という規格に揃えなければならず、水分の蒸発と、成型時のカットロスを考慮すると、100gの石鹸をつくるためには120gの石鹸を仕込まなければなりません。その時点で既に、1.2倍の原料費がかかる計算です。
このようにしてできた石鹸は、製品の約90〜95%が石鹸として変化し、残りの5〜10%が余剰な油脂(オイル)として石鹸の中に取り込まれます。これらのオイルが保湿成分となるため、洗い上がり時につっぱらない、柔らかな洗い心地に作用します。
最短でも40日間かかる石鹸作りは、その手間の割にはかなり原価率が高い割に価格に転嫁しにくいことから化粧品メーカーとしてある意味では「非効率な製品」として分類されます。
しかしながら、私達のスキンケア商品はこの「コールドプロセス製法」の石鹸作りからスタートしており、スキンケアの基本「あらう」ところからモノづくりを行い、「うるおう、あたえる」そして、肌を育てるところまでが一貫して生産され、提供できることこそナチュラルコスメの本質だと思っています。
今年も開催されるオーガニックフェスタは、11月21日(土)10:00〜16:00までの短時間での販売ですが、毎年この日を楽しみにされていらっしゃる地元鹿児島のお客様に向けて、しっかり準備をさせていただき、当日は楽しみながら販売をしたいと思っています。
みなさまとお会いできますことを楽しみにしております。
<今回はのイベントでは1袋3個〜6個入って税込み¥500で販売させていただきます。>
→BOTANICANON(ボタニカノン)公式の正規化粧石けんはこちらから←